出逢いがない!

ってね、言うのよ、みんな。

リアルで話すと言えば
会社の同僚と仕事のことでとか、
時々は学生時代の友達と
懐かしい昔話とか、そんくらいかな。


Facebookやツイッターに
今日の晩ご飯アップして、
一言二言なんかしゃべって、
リアクションが もらえると
ちょっと嬉しくてホッとして。


週末だしと思い切って合コン行ってみても
なかなか初対面で腹割って
話せることなんかないし、

運よく気の合う人がいればまだしも
たいていはポツンとひとりぼっちの気がして…
な~んか楽しみ切れんの。

おいちゃんも合コンやパーティって
あんまり得意やないから、
そんな状況はよくわかるさ(^^;


昔…たってほんの20年?
くらい前だと思うけど、

スマホどころか携帯電話もなくて、
SNSなんてものも もちろんなくて、
あ、ポケベルなんて
30代の人は知らないんでないかな…
都合の悪い電話には居留守
決め込んで出ないこともできた時代。

携帯電話が普及してからもしばらくは、
「やーごめん、電波悪くて…」
が通用したもんだけど(笑)

今ならLINEで既読スルーどゆこと(# ゚Д゚)?
なんて、ぜーんぶ明らかになっちゃうわな(笑)


人と連絡取り合うのが
こんなに便利になったのに、
逆に新しく人と出逢いにくくなったってのは、
どゆことなんだべねえ…。




おいちゃんが学生やめて社会に出たのは、
まだかろうじてバブルがはじける直前。

今みたいにサービス残業なんて
ふざけたもんはなかったけど、
世の中の多くの人々の労働時間自体は
今よりずっと長くて、
そうヒマで遊んでばっかり
いたワケでもないし。


さらにもう少し前の時代に遡ると、
どこのコミュニティにも
おせっかいなおばちゃんがいてさ(笑)

頼みもしないのに次から次から
お見合い写真なんかもってくるのね。
好きもキライもへったくれもなし、

まあ会うだけ会ってみなさいよ
あたしの顔立てると思ってさ
ほれお勤めもちゃんとした立派な会社よ
お給料だって
背も高いし顔もほら見ようによっちゃ
なかなか味があると思わない?
親御さんの家柄も……ぉおう_| ̄|○、


なんでわしが相手選ぶのに、
あんたの顔を
立てにゃならんのだ┐( ̄∇ ̄;)┌?

男でも女でもそう思わんでは
なかったろうけども、しかし
強力に出逢いの後押しをしてくれる
社会のシステムではあったワケだ。



その後、核家族化の進行とともに、
男女のつながりと「家」
というものが切り離され、
お見合いという出逢いの形は
次第に減っていくことになる。

(イラストはこちらからお借りしました)


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