レッスン婆ちゃん

久しぶりにダンスパーティの手伝いで

ダンサーをやってきました。



現状、社交ダンスの場では

男性が少ないことが多く、

パーティでは女性が座りっぱなしに

ならないようダンサーを数人雇います。



ダンスホールからの依頼で

気軽に受けたんですが、

直前になってそれが自分の所属する協会の

北海道支部長の主催するパーティだ

ということが判明しまして。


教室に所属せず、

協会の仕事も手伝っていない

風来坊教師の身としては、少々気まずい(^^;



けどまあしゃーない、

今さら断るワケにもいかんしね。


パーティ前、支部長先生の

ご機嫌でも取っとこかと控室に行き、


「〇〇先生、ご無沙汰しとります~💦

今日はパーティのチケットが売れすぎて

ダンサーが足りないということで、

急きょお手伝いに参りました。

いや~盛況で何よりですね、あっはっは」



「おや加藤くん、ご苦労さま。

いつも何やってるのさ?

たまには教室にも顔出してよ」


なんて、

チクチク始まりそうな気配を無視して


「先生、今日はデモ踊られるんですか?

お~ワルツ!素晴らしい!

楽しませていただきます~♪」


とか言い残し、

すたこらさっさ(笑)



そんなパーティでの出来事です。



ダンスタイムが始まると、

ダンサーさんたちは

お客さんを順番に回ります。


今回は150人くらいの大きなパーティで、

ざっくり女性が2/3、100人。

付き合いで来ただけで

踊らない人もいるので、


踊る人が70人として、

2時間ほどのダンスタイムの間に

一周できればいいところでしょうか。


お客さんの側からすると、

ダンサーが7人いたとして一人7曲。

参加者の一般男性に誘われる分を除けば、

まあそんなもんでしょう。



んじゃ行きますか。



ほんっとに申し訳ないのだけど、

おいちゃんのいつも言う

「男女のコミュニケーション」

なんてウソじゃん!

とか責めないで欲しい。


ダンサーは、その一曲をあなたと

じっくり味わっとる余裕がないのよ。


もちろん踊って相性のよい相手と

そうでもない相手はいるけど、

基本ちぎっては投げ

ちぎっては投げの単純作業。


例えるなら…

ひよこの仕分け?(笑)


ひと~り…

ふた~り…

さ~んにん…


何人目だったか、

踊り出してまもなくのこと。

種目はワルツ。


それは起こりました。



彼女にとっては

サークルで習った通りの

ステップの順番が全てで、

それ以外は間違い!

という感触だったので、


こちらががリードするというよりは、

彼女が次に何をしようとしているのかを

先に察知して、

その足型通りにおいちゃんが

リードしたフリをするという作業(^^;



まあいいんですそれは。

そうなるのは、

彼女でなく教える先生の責任です。



ただしかし、

踊り終わった瞬間にそのババァ奥様は、

言い放ちました。


「あなた、ちょっと左サイドが開きすぎよ」


そして、初めて会ったおいちゃんの

右肩をグイッと押っつけたんです。




いや、慣れてますよ?

いろんな人がいますしね、

大丈夫、おいちゃん

たいていのことには慣れてます。




けど腹は立つんじゃコラァ!(# ゚Д゚)





いーですか先生方(-_-;)


社交ダンスを教えるってことは、

足型や、

ホールドや、

身体の使い方や、


そんなことの前に!


前に立った男の、女の存在を認め、

感じ、通じ合おうとする気持ち。


それがなきゃ、

何も始まらんでしょう。


どうか、どうか!


お歳を召した方々にも、

それをまず大事に

教えてあげてくだされ(T ^ T)





とは言え…


婆ちゃん、

おいちゃんも悪かった。


ひよこ扱いしてスマンm(__)m



そして、二度とおいちゃんの前に

顔見せてくれるな(=_=)←



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