ダンス界の現状だの、今後の展望だの、そう大きな話をする立場にはないのだけれども。
まあ立場がお気楽な分、しがらみもなく、言いたいことを言えるというメリットもあるような。おかげさま…なのかね、ダンスをやったことのない人に伝えたい情報は届かず、どちらかと言うと業界内からのリアクションの方が多いという(笑)
それでも意味が無くはない、と思う。
「賛同しますが、所属団体が違うのでちょっと…」なんて、残念なお話もあるにはありますが、こっちゃ元々一匹狼(笑)会費だけ払って団体に籍を置いてはいるものの、そちらの活動にはノータッチですごめんね(^^;
さて。
このところ、キンタローをはじめ、アニメ「ボールルームへようこそ」など、マスコミを通した社交ダンスの露出がかなり増えているような気がします。
実は去年、利権争いにうつつを抜か…ちょっとゴタゴタしているダンス団体の中で最大派閥ともいえるJBDFの会長が交代していまして。
今回新たに就任されたのがこの方。
「ここで掲載されている写真等の無断使用を禁止しています。」ってんだけど、リンクもまずいのかな…まあ、こんな個人ブログに載せるくらい問題ないしょたぶん(^^;
稲川素子氏。海外含め5000名を超えるタレントやモデルを擁する芸能事務所のトップ。80歳を超えるご高齢ながら、若いころから社交ダンスをたしなまれダンスへの造詣も深い。そのプロフィールを見れば、もう凄いの一言。稲川素子事務所を立ち上げたのが50歳を過ぎてからだというから驚きます(*_*)
たぶん…ですが。
おいちゃんの勝手な想像だけど。
ブームには仕掛け人がいるもの。
洋服であろうとタレントの売り込みであろうと、たまたま流行ったり人気が出るのではなく、目的をもってプロモーションがなされ、流行は作られます。電通さんや博報堂さんの力をナメちゃいかん。ダテに過労死者を出しとるワケやない(@_@)
芸能界の重鎮ともなれば、何かモノを売るレベルの小さなプロモーションでなく、社会に一大ブームを巻き起こすための仕掛け、そのための手段、人脈も当然持っています。
社交ダンスの世界など、芸能界に比べたら狭いもの。その中で少ないパイの取り合いに汲々としている者と、生き馬の目を抜くような芸能界を渡り生き抜いてきた者とでは、その見識に違いがあって当たり前。
おそらく稲川氏は、これまでのダンス協会組織にはなかった視点、高所から物事を俯瞰しているでしょう。それはもちろんビジネスでありながら、彼女の顔や経歴から察するに、最後の大いなる社会貢献でもあるはず。
つまり…
JBDFの稲川素子会長が、自身の持つ芸能界その他の人脈をフル活用して、社交ダンスブームを仕掛けようとしている!
それがおいちゃんの読み(笑)
当たっていれば、ダンス界にとっては超強力な追い風ですね♪
ここでおいちゃんの立場や社交ダンスに対する考えを、改めて明確にしておきたい。
キンタローにしても、「ボールルームへようこそ」にしても、ダンスの競技会に人生模様をからめ人の感動を呼ぶ、という方向でのアプローチです。
「競技会を発展させ、美しいショーダンスをもっと人々に見てもらい、改めて社交ダンスというものを普及・浸透させていこう」というのは、車輪のひとつとしてはとても重要。
しかし、先の数十年で明らかになったとおり、競技というのはマニアの世界。ダンスをする人の何%が競技としての厳しいダンスに向かうのか。
そこを再び履き違えたら、仮に社交ダンスブームが来たとしてもこれまでの二の舞、おそらく長続きはしない。
観るダンス、戦うダンスは華やかで人目を惹きます。しかし一方で、「でも私には関係ない世界」と、最初のステップを踏み出す前に一線を引いてしまう人が多くなることも確かで。
「さあ踊るぞ!!」
と気合を入れてやるダンスと、
お酒飲んで、
カラオケで好きな歌でも歌って、
そんな時にあの人と手をつないで
ちょっと踊れたらいいなぁくらいの、
たしなみとしてのダンス。
その、ダンスの普及にはどちらも欠かせない両輪。
おいちゃんは、
できるなら後者を伝える役を担いたい✨
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